ここ最近Vtuverとして様々な方面で活躍を広げている花譜さんをご存じでしょうか
2022年放送のTVアニメ『うる星やつら』の主題歌「トウキョウ・シャンデイ・ランデブ」を歌っていたことで知った方も多いでしょう。
花譜(かふ)さんと同じ呼び名で活動するVtuberの「花不(かふ)」さんも最近は知名度が上がりつつあります。
そんな2人の違いについて気になる方が多いですが、結論からいうと2人の違いは「人間の歌声」か「機械音声」かです。
記事中で詳しく解説していきます。
「花譜」と「花不」の違いとは?
花譜さんと花不さんの違いを簡単にまとめると下記の通り。
- 花譜=実在の人間。顔出しせず、仮想のキャラクターに自分の歌声や感情を乗せて活動している。
- 花不=花譜の声をもとにして作られたCevio AI。
どちらも
- 仮想のキャラクターに声を乗せて活動している
- 中身は元を辿れば花譜さんである
という点では同じですが、花不さんは実際に存在しません。
花不さんには、Cevio AIという最新のAI技術を活用して作り出した人工の音声が使われています。
Cevio AIは人口歌唱ソフトウェアで競合としてはVOCALOIDなどがあります。
初音ミクさんと似たようなイメージと考えれば分かりやすいのではないでしょうか。
花譜の基本情報
- 名前:花譜(かふ)
- 職業:歌手・バーチャルシンガー
- 活動開始年:2018年~
- 活動媒体:YouTube、インスタ、TikTok
花譜さんがデビューを果たしたのは2018年。
当時はまだ14歳だったといわれています。
Vtuberといえばゲーム配信や雑談のイメージが強いですが、花譜さんは歌のみで活動されているのが特徴です。
顔出しは一切なく唯一無二の歌声を武器に2023年時点でYouTubeのチャンネル登録者数は80万人以上まで伸ばされています。
デビュー当時が14歳であることを考えるとまだ10代後半ですから、今後の活躍に大きな期待がかかりますね。
花不の基本情報
- 名前:花不(かふ)
- 活動開始年:2021年~
花不さんは花譜さんの歌声をもとに誕生した音声ライブラリ。
花譜さんがデビューした約3年後より音楽同位体として活動が開始されています。
花譜さんのYouTubeチャンネルでは花譜×花不のコラボ楽曲等も配信されており、ファンからの注目を集めているようです。
花譜の人気楽曲3選
ここでは花譜さんの人気楽曲を3つご紹介します。
(個人的な好みも含みますがご了承ください。)
- 糸
- 過去を喰らう
- 夜光バスにて
それぞれ見ていきましょう。
糸
- 歌唱:花譜
- 作詞・作曲:カンザキイオリ
花譜さんの華々しいデビューを飾った大人気曲『糸』。
花譜さんの切なくも力強い声と繊細かつ大胆なメロディが美しく絡み合った聞いているだけで心地よくなる楽曲です。
作詞・作曲を手がけたカンザキイオリさんに対しても非常に高い評価が寄せられています。
過去を喰らう
- 歌唱:花譜
- 作詞・作曲:カンザキイオリ
思春期や反抗期など学生時代のちょっぴり甘酸っぱい記憶が蘇ってくる楽曲「過去を喰らう」。
花譜さんの透き通るような声、時折出てくる震えた歌声が尊すぎて、落ち込んだ時に聞くと思わず涙が零れてしまう。
そんな楽曲です。
初めて聴いたはずなのになぜか聞いたことのあるような懐かしいメロディもすごく癖になります。
夜光バスにて
- 歌唱:花譜
- 作詞・作曲:カンザキイオリ
優しい歌声とメロディで始まり、サビに進むにつれて疾走感が増していく楽曲「夜行バスにて」。
個人的に1番好きな楽曲です。
大きく声を張り上げるイメージの無い花布さんですが、本楽曲では叫ぶような勢いの歌声が拝めるのも魅力の1つ。
金曜日の夜に夜風を浴びながら聞くのがおすすめです。
花譜さんの楽曲「それを世界と言うんだね」は小説化も果たしている
花譜さんが歌う楽曲「それを世界と言うんだね」は作家の綾崎隼さんによって小説化も果たしています。
実をいうと私はこの本をきっかけに花譜さんことを知りました。
書店でたまたま見かけて購入した所、花譜さんの楽曲が元になっていると知って聞いてみたら
「歌声が美しすぎる」
と感動してしまったという感じです。
そんな話はさておき本の内容もかなり面白かったので簡単にご紹介します。
「それを世界と言うんだね」のあらすじ
記憶を失ったまま、物語に登場するキャラクター達が暮らす“物語管理局”で目覚めた少女。自分の正体を突き止めるため、「王子」とともに物語の世界へと飛び込むが…。同名の人気楽曲を小説化。
引用:https://honto.jp/netstore/pd-book_32316279.html#productInfomation
「マッチ売りの少女」や「裸の王様」など物語上、不幸な結末を迎えたキャラクターを救っていく物語。
作中で少女はどうやって不幸なキャラクターを救うのか。
少女と王子は物語が進むにつれてどんな展開を迎えていくのか。
などファンタジー要素の中にSF的な要素も加わった非常に見ごたえのある作品です。
「それを世界と言うんだね」を読んだ感想
「不幸な結末を迎えたキャラクターを救う」という視点がまず面白いなと感じました。
『裸の王様』や『マッチ売りの少女』など小さい頃に誰しも一度は聞いたことのある物語の世界観に入り込んで、不幸な展開を回避してあげる。
という大胆な発想と合わせて読者への強いメッセージ性も込められていてかなり読みごたえはあります。
ただ、感の良い方だと先の展開が読めてしまうという点がちょっと惜しいなという感想です。
まあ裏を返せば難しい表現もなく、老若男女問わず読みやすい文体ので、どちらかというと中高生におすすめな本なのかなと感じました。
ファンタジーやSF系の物語が好きな方はハマると思うので、ぜひ読んでみてください。
まとめ
本記事ではVtuber花譜さんと花不さんの違いについて解説しました。
花譜と花不の違い
- 花譜=実在の人間。顔出しせず、仮想のキャラクターに自分の歌声や感情を乗せて活動している。
- 花不=花譜の声をもとにして作られたCevio AI。
どちらも仮想のキャラクターに歌声を乗せて活動しているという点では同じですが、花不さんは実際に存在しません。
花譜さんの声をもとに作られた機械音声です。
どちらも美しくも儚い歌声が魅力的で思わず何回も聞きたくなります。
今後の更なる活躍が楽しみですね。
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