ピンポーン。
廃品回収です。不用品があれば無料で引き取りますがいかがでしょうか。
先日こんな感じで突然アポなし訪問する不用品回収業者に遭遇しました。
名前も会社名も名乗らない男。
たしかに引き取ってもらいたい不用品はあったけど明らかに怪しかったので、
「結構です。」
と言って帰ってもらいました。
その後怖過ぎたので、色々調べてみると突然きた不用品回収業者による被害が増えているとの情報もちらほら。
本記事では最近起こった私の経験談と調べた結果をもとにアポなし訪問する業者が危険な理由を解説します。
アポなし訪問する不用品回収は断るのが無難【怪しい業者の特徴】
そもそも不用品回収は自分で予約や申し込みをしてから使うサービスです。
不用品とはいえ、アイテムによっては価値が残っておりお金に換えることもできます。
「無料回収します」とわざわざ業者側からくる場合は明らかに怪しいと思った方がいいでしょう。
もちろん全ての業者が悪ではないと信じたいですが、私の家にアポなし訪問してきた兄ちゃんは明らかに怪しさ満点でした。
色々調べてみると、怪しい不用品回収業者はこんな特徴があるみたいです。
危険な不用品回収業者の特徴
- 名前・会社名を名乗らない
- アポなしでの訪問
- 断っても帰らない
名前・会社名を名乗らない
悪質な業者は名前や会社名を名乗りません。
私の家に来た兄ちゃんは名乗らずに
「不用品回収です」といってきたので明らかにクロでしょう。
ちなみにアポなしで訪問する場合は特定商取引法で下記のように定められています。
事業者は、訪問販売をしようとするときは、勧誘に先立って、消費者に対して以下のことを告げなければなりません。
出展元:https://www.no-trouble.caa.go.jp/what/doortodoorsales/
- 事業者の氏名(名称)
- 契約の締結について勧誘をする目的であること
- 販売しようとする商品(権利、役務)の種類
法律を犯してまで訪問してくる業者の誘い乗ってたらと思うとゾッとします。
アポなしでの訪問
そもそもアポなしでの訪問自体が禁止されています。
それを知らない人を狙ってやっているあたり、かなり危険な業者だということが分かりますね。
断っても帰らない
私の場合は断ったらすぐに帰ってくれましたが、中にはしつこく居座る場合もあるのだそう。
断った後にしつこく強要してくる行為も禁止されています。
事業者は、訪問販売をしようとするときは、勧誘に先立って消費者に勧誘を受ける意思があることを確認するように、努めなければなりません。
消費者が契約締結の意思がないことを示したときには、その訪問時においてそのまま勧誘を継続すること、その後改めて勧誘することが禁止されています。
出展:https://www.no-trouble.caa.go.jp/what/doortodoorsales/
断ってもなかなか帰らない場合は
「警察呼びますよ」
といえばビビッて帰るはずですので、きっぱり言ってやりましょう。
アポなし訪問の不用品回収業者に応じたらどうなる?
万が一アポなし訪問の不用品回収業者に応じた場合、下記リスクがあります。
- 回収後に料金を請求される
- 安く買い叩かれる
- 積み込み料金を請求される
回収後に料金を請求される
無料で回収と言っておきながら、アイテムによってはリサイクル料金を請求される可能性があります。
悪質な業者だと、その日は無料で回収して後日請求してくるパターンもあるようです。
そもそも状態の悪い家電や明らかな粗大ゴミは捨てる際にリサイクル料金がかかることが普通なので、無料で回収するわけがありません。
安く買い叩かれる
ブランド製品や貴金属製品など比較的高価な製品の場合、安く買い叩かれる場合があります。
無知なのをいいことに業界の相場とは並外れた価格で回収されることが多い
大事なアイテムやブランド品を回収してもらう場合は実績豊富で、正しく査定してくれる業者を選ぶのが安全です。
積み込み料金を請求される
「回収は無料ですが、積み込み料金は有料です」
と恐ろしい屁理屈をカマされる可能性もあります。
請求される料金も異常なほど高額なことがあるそうなので、怖いですね。
悪質な不用品回収業者はいつ来るか分からない【狙われやすい人】
アポなしで来る不用品回収業者は平日の昼頃に来ることが多いと言われています。
平日の昼間なら1番ターゲットとなる高齢者が家にいる可能性が高いからです。
私の家に来たのも12時過ぎ頃でした。
しかし、訪問する時間帯は業者によって様々なので、いつ来るかはっきりとは分かりません。
子供だけで家に留守番してもらう場合は注意
土日祝日等、子供だけで家に留守番させる際は注意が必要です。
万が一、子供が出てしまった場合、
今家の人はいないのかな?お父さんの知り合いなんだけどちょっと入るね
という流れで勝手に入られる可能性もあるからです。
明らかな犯罪ですが、悪質な業者はどんな手を使うか分からないので最悪の想定はしておくべきかなと。
そのため、もし子供を1人で家に留守番させる場合は
「知らない人が来ても絶対に出ちゃダメだよ!」
と念を押しておきましょう。
高齢者と同居中の場合も注意
高齢者と同居中の方も注意しましょう。
悪質な業者がターゲットとして1番に狙うのは高齢者だからです。
高齢者が家に1人の時間を狙われて、うっかり甘い話に乗せられてしまう可能性もあります。
若い頃程体も強くないし、強引に来られると断れなくて業者の思うように操られてしまうかもしれません。
そのようなリスクも想定して、この機会に同居中の高齢者の方には
「不用品回収が来たら危ないからすぐに帰ってもらってね」
と一言伝えておきましょう。
性格上断れない感じなら、子供同様最初から出ないように注意しておくのもありです。
【危険】空き巣狙いの可能性もあるので注意
私が住んでいる地域では空き巣が横行しているとの情報もありました。
ご近所さんや会社の同僚でも最近、空き巣に入られたという話も聞くので他人事ではないなとヒヤヒヤしています。
何を言いたいのかというと、
「不用品回収です」
とアポなし訪問してきた業者が空き巣狙いの一般人の可能性もあるということです。
色々調べて考えてみたところ、最近聞いた空き巣被害の話と今回のアポなし不用品回収の話は繋がる部分もあるなと感じます。
近隣状況や留守の時間帯を調査している?
最初から空き巣が狙いで近隣状況や時間帯を調査している可能性もあります。
- この家はいつもいないから狙いやすそう
- この辺の地域は人気が少ないな
- この家は高齢者だけで暮らしてるのか
- この家は窓の鍵が開いてることが多いな
などなど。
つい最近近所の方が空き巣被害に遭われた際に、警察の方がきて上記のようなことを調べられている可能性があると話していました。
不用品回収という名目であれば、留守状況も確認できるし、近隣状況を把握することもできます。
不用心な家だな
と思われると被害に遭う可能性が高いともいわれてたので怖いなと感じています。
田舎でもこんなことが起こるんだなと正直驚きですが、人気の少ない田舎程狙われやすいのかもですね。
防犯カメラを取り付けておくだけでも空き巣対策にはなるので、この機会に取り付けるのもありでしょう。
不用品回収を依頼する場合業者選びが大切
ここまでアポなし不用品回収の危険性について解説しましたが、不用品回収自体は非常に便利なサービスです。
私も不要になったアイテムは信頼できる業者に買い取ってもらってお金に換えていますよ。
最近は宅配買取という申し込んだら箱に詰めて送るだけで断捨離できるサービスもありまして、割と簡単に売ることができます。
特にブックオフの宅配買取は使っている人も多く、安全に使えるのでおすすめです。
アポなしで来る不用品買取よりもネットの宅配買取の方が信頼できるかつ高価買取が期待できる業者が多いので、不用品がある方はそちらを検討してみてください。
まとめ
本記事では、アポなしで不用品買取業者が訪問してきた体験談と対処法を解説しました。
危険な不用品回収業者の特徴
- 名前・会社名を名乗らない
- アポなしでの訪問
- 断っても帰らない
そもそもアポなしで訪問する行為自体が違法なので、来た際は速やかに断りましょう。
また、空き巣狙いで近隣状況を調査されている可能性もあるので、防犯対策も見直した方がいいかもですね。
物騒な話ですが、被害が増えているとの情報もあるので、対策は十分すぎる程しておくのが大切ですよ。
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