複数の知人を集めて同時に連絡が取り合えるグループライン。
仕事やプライベートで有効活用している人は多いと思います。
そんなグループラインですが、たまに2人でやり取りしてるのを見ることがないでしょうか。
グループないみんなが楽しめる内容ならまだしも、マニアックな事や個人間での情報共有をグループラインでされるとかなりめんどくさいです。
そんなわけで本記事では2人しか話してないのにわざわざグループラインで話す人の特徴をまとめてみました。
グループラインなのに2人で話す人の特徴5選
グループラインなのに2人で話す人には下記4つの特徴があります。
- グループのルールを意識していない「天然さん」
- 他のメンバーがどう思うかまで考えが及ばない「鈍感さん」
- あえてグループ内で親密さをアピールしたい「承認欲求モンスター」
- 業務連絡やイベント連絡を私的な話の”ついで”にしてしまう「公私混同さん」
- 常に誰かと繋がっていたい「構ってちゃん」
グループのルールを意識していない「天然さん」
このタイプは、悪意があって他のメンバーを無視しているわけではありません。
単に「今、一番上に表示されているトークルーム」でそのまま会話を続けてしまう、一種の天然ボケです。
彼らにとってグループLINEは、特定の話題を共有する「掲示板」ではなく、単なる「連絡ツール」の一つ。
会話の続きがその場でできるなら、わざわざ個人LINEに移動するという一手間が面倒なのです。
他のメンバーがその会話を見ていること、通知が鳴り続けて迷惑をかけていることへの意識が非常に希薄で、グループの「場の空気」という概念が抜けています。
他のメンバーがどう思うかまで考えが及ばない「鈍感さん」
自分たちの会話が盛り上がっていること、返信がすぐに欲しいという自分たちの欲求が最優先になってしまうタイプです。
彼らは、他のメンバーが会話に参加できない状況であることや、「既読」を付けることの無駄なプレッシャーを感じていることにまで考えが及びません。
さらに悪い場合、「私たちの会話、みんなも面白いと思って見てくれているはず」という無意識の傲慢ささえ持っていることがあります。
この鈍感さは、グループ全体のコミュニケーションの質を低下させ、結果的に多くのメンバーのサイレントな離脱(ミュート化)を招く原因となります。
あえてグループ内で親密さをアピールしたい「承認欲求モンスター」
彼らの目的は、会話の内容そのものよりも「私たち、こんなに仲良しなんだよ!」という関係性を第三者に見せつけることにあります。
グループという「舞台」を利用することで、2人だけの親密なやり取りに公的なお墨付きを得たい、あるいは、特定のメンバーが自分にだけ心を開いているという優越感に浸りたい心理が働いています。
これは特に新しい人間関係や、グループ内で明確な立ち位置を築きたい人が行いがちな行動です。
他のメンバーは「見せつけられている感」が強いため、最も不快感を抱きやすい迷惑行為と言えます。
業務連絡やイベント連絡を私的な話の”ついで”にしてしまう「公私混同さん」
もともとグループでの公的な連絡(会議の調整、イベントの日程決めなど)から会話が始まった際、その流れを断ち切れずに私的な内容へと横滑りさせてしまうタイプです。
最初の話題が途中でプライベートな話にすり替わっても、「いちいち個人LINEに移るのが面倒」というズボラな心理が働いています。
結果として、重要な情報とどうでもいい雑談が混ざり合い、後からトークルームを見返したときに必要な情報が埋もれてしまうという実害をグループ全体にもたらします。
公私の区別をつけられない点が最大の特徴です。
常に誰かと繋がっていたい「構ってちゃん」
このタイプは、常に誰かからの即時的な反応や承認を求めています。
個人LINEだと相手が返信しないと会話が止まってしまいますが、グループLINEなら、誰か一人が反応すれば会話が継続する可能性があります。
特に、特定の返信しやすい相手(いつも話している相手)とのやり取りをあえてグループ内で行うことで、他のメンバーの目を引きたいという深層心理もあります。
通知が来ることで自分の存在価値を再確認したいという「通知中毒」的な傾向があり、夜間や早朝など時間帯を問わず、返信が来る限り会話を止めないことが多いのも特徴です。
グループラインなのに2人で会話する人は指摘すべき?
指摘すべき派:グループの効率と秩序を守るため
グループLINEは、参加者全員に情報を共有し、効率的にコミュニケーションを取るための公共の場です。
そのため、個人的な会話で情報が埋もれたり、他のメンバーに不要な通知のストレスを与えたりしている状況は、グループの目的を阻害していると見なすべきです。
指摘は、感情的にならず「ルール」や「効率」を根拠に行うべきです。
例えば、「重要な連絡が流れてしまうので、情報管理のため個人LINEに切り替えてもらえますか」のように、あくまでグループ全体の利益を守る姿勢で介入することで、当事者も受け入れやすくなります。
指摘は、一時的な軋轢を生むかもしれませんが、長期的にグループの健全な運用には不可欠な行動です。
静観すべき派:人間関係の円滑さと自分のメンタルを守るため
2人会話を指摘することは、人間関係に不要な波風を立てるリスクを伴います。
特に相手が職場の上司や、今後の付き合いが避けられない関係の場合、指摘することで「空気が読めない人」や「細かい人」というネガティブなレッテルを貼られかねません。
この派閥の対処法は、割り切って自分のメンタルを守ることに焦点を当てます。
具体的には、トークルームを「ミュート」にする、「非表示」にする、そして「自分に関係のない会話は見なくて良い」と割り切ることです。
彼らがグループのルールや他のメンバーへの配慮に欠けているとしても、自分の労力を割いてまで他人の行動を正す必要はありません。
静観することで、自分のストレスを最小限に抑え、必要な情報だけを取得することに集中できます。
「個人でやれよ」を促すための効果的な対処法3選
わざわざグループラインで話す内容ではないと感じた時は以下の対処法を取りましょう。
- 個人LINEへの誘導を促す「公的なコメント」
- グループの「利用ルール」を改めて明文化し、合意を得る
- 「ミュート機能」を教える or 割り切って「通知オフ」にする
個人LINEへの誘導を促す「公的なコメント」
この対処法は、会話の当事者に直接的な気づきを与える最も効果的な方法です。
介入する際は、感情的にならず「グループ全体の利益」を盾にすることが重要です。
例えば、「〇〇さんのその話、みんなに共有すべき話題ではないかもしれないので、続きは個人LINEでお願いします」のように、グループの情報整理や通知の配慮といった公的な理由を挙げます。
または、「話が盛り上がってて楽しそう!続きはぜひ個別でじっくりやってね!」と、少し明るいトーンで促すのも有効です。
会話の内容を否定せず、あくまで場所を変える提案として伝えることで、角が立つのを防げます。
グループの「利用ルール」を改めて明文化し、合意を得る
ルール作りは、感情論ではなく客観的な根拠を持って今後の同様の行動を未然に防ぐための根本的な対策です。
管理者やリーダーが、グループ発足時や、話題が逸脱し始めたタイミングで「グループの心得」としてルールを提案します。
具体的には、「私的なやり取りは個人LINEで」「業務連絡の後の雑談は控える」といった項目を盛り込みます。
このルールを固定メッセージなどに設定し、2人会話が始まったら、「ルールを確認してください」と、個人攻撃ではなく規約違反の是正として促すことで、指摘の負担を減らすことができます。
「ミュート機能」を教える or 割り切って「通知オフ」にする
この方法は、他者に期待せず自分自身のメンタルを守ることに特化した自衛策です。
当事者の行動を変えるのが難しい場合や、自分が管理者ではない場合に最も有効です。
具体的には、トークルームの通知を完全にオフ(ミュート)にするか、トーク一覧から非表示にします。
これにより、頻繁な通知による集中力の中断や、会話を読むことによる無駄なストレスから解放されます。
重要な情報を見逃さないよう、定期的に時間を決めてチェックするという割り切りが必要です。
自分の時間と精神衛生を最優先し、他人の無配慮な行動に付き合うのをやめるのが目的です。
2人で会話するグループラインがうざい時の対処法
以上のことから対処法としては、下記2つが効果的です。
- グループラインの通知をミュートする
- リアルで顔を合わせた時に伝える
グループラインの通知をミュートする
とりあえず1番無難な選択肢はグループラインの通知をミュートすることです。
LINEは一部のトークルームだけミュートすることもできます。
便利な機能ですのでぜひ有効活用していきましょう。
リアルで顔を合わせた時に伝える
後日リアルで顔を合わせたタイミングで伝えましょう。
できればグループメンバーが複数ある時が効果的です。
そのタイミングで
「そーいえばこの前〇〇達めっちゃLINE盛り上がってたね」
的な話題を出すと誰かしらが
「それ思った。2人で話すなら個人でやりな。」
言うはずです。
この感じなら別に怒ってはないことを示しつつ、自然にやめてほしいことを暗に伝えられます。
指摘したい場合はリアルで顔を合わせたタイミングで伝えるのがベストです。
まとめ
グループLINEで2人会話をする人には、「天然」「鈍感」「承認欲求」など、さまざまな背景がありました。
彼らは悪気がないかもしれませんが、その行為はグループの効率と秩序を確実に乱します。
あなたのストレスを減らし、グループを健全に保つためには、適切な介入が不可欠です。
「公的なコメントで個人LINEへ誘導」や「ルール明文化」で積極的に対処するか、時には「ミュート」で自分のメンタルを守るという割り切りも重要です。
グループLINEは公共の会議室です。私的な会話は個室で楽しむという意識を、全員が持つことで、快適なコミュニケーション環境を取り戻しましょう。



 
			 
			 
			 
			 
			 
			 
			 
			
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