保温で炊いてしまったご飯が絶妙に美味しくない。復活する方法はないの?

保温で炊いてしまったご飯が絶妙に美味しくない。復活する方法はないの?

予約でセットしたつもりが、保温になっていた!!!

こんな方向けの内容です。

いやーやらかしましたよ。

朝用にセットしてたご飯が保温になっいて、米がおかしな炊け方してる。

夜寝る前にたまたま確認したら

ちぇるくん

あれ、スイッチ入ってるんだけど・・・。

って感じで、もう焦りというか萎えというか。

どこにもぶつけようのない感情が押し寄せてきてとにかくへこみました。

しかもさらに萎えたのがこのご飯、絶妙に美味しくないんですよ。

目次

ご飯を保温で炊いている事に気づいたけど・・・

お米をセットしたのが20時30分ぐらいで、保温になってるのに気づいたのが23時30分。

およそ3時間あっためられていたことになります。

3時間も保温されてたなら普通に炊けてるんじゃない?と思って恐る恐る開けてみました。

炊けてるようで炊けてない。

見ての通り、めっちゃ炊けてるように見えるんですが、炊けてないんです。

膨らみ損ねた風船的な感じかな。

炊飯器を開けた瞬間は、ご飯の炊けたような香りがしたのでもしかしたらと思ったのですが、そんなことはなかったですね。

水も余ってるし。

とりあえずこの状態じゃダメだと思って普通に炊飯することにしました。

再炊飯した後の炊き上がり

再炊飯って言い方も変だけど、普通に炊いてみました。

結果がこちらです。

うーん。

炊けてはいるんだけど、固そう。

明らかに芯が残ってそうな部分もありました。

でも案外美味しかったりして〜なんて希望を抱きつつ味見してみたんです。

保温で炊いたご飯を食べてみた感想。

別に食べれないわけではないんです。

ただ味わって食べるのは難しいというか。

微妙に芯が残ってる感じで、食間もイマイチ。

絶妙に美味しくないんですよ。

3合も食えねー・・・

しかも今回3合も炊いちゃってたんです。

ご飯1杯分ぐらいなら我慢して食べれるかな〜って感じだったんですけど、さすがにこれを5〜6杯食うのはきつい。

ってことで何かしら対処が必要かなと思いました。

保温で炊いてしまったご飯を復活させてみた。

とりあえず翌日用のご飯は炊き直すことにして、保温で炊いてしまったご飯は冷凍することにしました。

この時もう0時30分。

あー早く寝るつもりだったのに結局遅くなってしまった。

あの時保温を押してることに気付いてない自分をマジでぶん殴りたい。

でもまあ過去を悔やんでもしょうがないので後日、復活できないか色々試してみました。

1.チャーハン

余ったご飯のアレンジとしては超鉄板のチャーハン。

芯が残って固めだから案外パラッパラの美味しいチャーハンになるのでは。

と思って作ってみました。

結果はまぁ成功って感じ。

芯の残った感じは完全に消えてるし、普通に美味しいチャーハンでした。

でも私の技術の問題かご飯の問題か真偽は定かではありませんが、パラッパラとはほど遠かったです。

とりあえずなんでもいいから食べれる状態にするならチャチャっとチャーハンにしてしまうのがおすすめ。

チキンライスにしてオムライスにするのもありかもしれません。

保温で炊いたご飯はなぜ芯が残ってしまうの?

復活可能なことが分かった所で気になるのが

なぜ保温で炊いたご飯は固くなるのか

殆どの人はそんなの当たり前じゃんって言いますけど、理由を詳しく聞いたことってないですよね。

実際ネットで「ごはんを保温で炊くと固くなる理由」って調べても、科学的に証明できる理由で解説はされてないし。

ちょっと気になり過ぎたので、調理学の本なども参考にしながら考察してみました。

米の炊きあがりには温度とデンプンが関係している

まずは、お米が膨らむ原理から見ていきましょう。

お米はデンプンといわれる小さな粒が100程度集まって1つの粒を形成しています。

炊飯する前のお米に含まれるデンプンを「ベータデンプン」といいます。

ベータデンプンは60℃程度の温度帯で加熱されると分子同士の結合が緩む性質があるんです。

分子同士の結合が緩めば当然隙間から水分が入り込みますよね。

これが炊飯によりお米が膨らむ原理です。アルファ化ともいわれています。

つまり、お米内のベータデンプンが加熱によりアルファ化し、アルファデンプンに変化していくんです。

では、なぜ炊飯機の保温機能だと固い炊きあがりになってしまうのか。

その理由に温度が関係しています。

通常お米を完全にアルファ化させるには95℃以上の温度で加熱する必要があるんです。

しかし、炊飯器の保温機能は一般的に60℃~75℃。

加熱温度が低いとお米が十分に吸水できないまま炊きあがってしまうので、固い仕上がりになってしまうんです。

つまりお米を美味しく炊き上げるためには炊飯温度が非常に重要なんですね。

そう考えると炊飯器って凄く偉大な発明なんだな~と改めて感じますね。

おわりに

本記事では、保温機能で炊いてしまったごはんを復活させる方法と固くなる原理について解説しました。

せっかくセットしたお米が保温機能で炊かれているとめちゃくちゃ萎えます。

そしてめちゃくちゃ美味しくないです。

しかし捨てるしかないわけではなく一旦冷凍保存して後日時間のある時に一手間加えて上げれば美味しくいただくことができます。

めんどくさいかもしれませんが、捨てるよりはマシなのでぜひ色々アレンジしてみてください。

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