社会人になってもなんだかんだ心の支えとして読み続けている漫画。
仕事で多少嫌なことがあっても漫画を読めば忘れられます。
しかし、つまらない漫画を読んだってあんまり有意義な時間にはなりません。
ってことで本記事では、2023年私が読んだ漫画の中でも特に面白かった漫画を9個ランキング形式でまとめてみました。
ジャンルは特に分けず私の独断と偏見で好きだったものだけ厳選しています。
【マイナーあり】2023年読んだガチで面白い漫画のおすすめランキング9選
では早速2023年読んだ漫画で面白かった作品ランキングを一挙まとめてご紹介します。
- 第1位:葬送のフリーレン
- 第2位:王様ランキング
- 第3位:彼女お借りします
- 第4位:カッコウの許嫁
- 第5位:幼稚園ウォーズ
- 第6位:ヴィンランドサガ
- 第7位:きのう何食べた?
- 第8位:血の轍
- 第9位:アオアシ
以下、あらすじ感想などまとめています。
第1位:葬送のフリーレン
第1位は葬送のフリーレン。
2023年秋アニメとしても話題沸騰中の作品ですね。
私はアニメ化する前からちょこちょこ読んではいたのですが、正直こんなヒットするとは思ってませんでした。
ちょっと過大評価され過ぎじゃない?と思った方も多いと思います。
でもこの作品、世界観がほんっと~にゆる~くてとにもかくにも落ち着くんですよ。
見てるだけで癒される感じ。
あらすじ
魔王を倒した勇者のヒンメル、戦士のアイゼン、僧侶のハイター、魔法使いのフリーレンの四人は王都に凱旋を果たす。それから50年後、四人は再会するが、長寿であるエルフのフリーレン以外は皆、年老いていた。ほどなくしてヒンメルが亡くなったことをきっかけに、フリーレンは、人間を「知る」旅に出る。冒険の終わりから始まる、エルフたちのその後を描いた後日譚ファンタジー。小学館「週刊少年サンデー」2020年第22・23合併号より連載を開始。「マンガ大賞2021」大賞受賞作品。
出展元:マンガペディア
感想
1番のポイントは物語が進むにつれて徐々に変化していくフリーレンの心ですね。
フリーレンって実は1000年以上も生き続けているエルフの魔法使い。
いわば最強なんですよ。
でも長寿故に人間が当たり前に楽しいと思うことや人情深い部分について理解できない所があったんです。
それでも新しい仲間やかつての旧友との旅を思い出す内に段々とフリーレンにも人間味が沁みついていく。
その姿がたまらなく愛おしくて美しいんです。
キャラクターもそれぞれ個性があって時折クスっと笑っちゃうようなギャグシーンも良いアクセントになっていて好きだなと感じます。
ゴリゴリのバトル漫画ってよりは夏目友人帳のような優しくて温かみある雰囲気なので、そんな漫画が好きな方は割とハマるのかなという感じ。
慌ただしい毎日で疲れた心を癒したい方にはうってつけの1冊です。
第2位:王様ランキング
王様ランキングはもう全人類に見て欲しい。
むっちゃくちゃ泣けます!
あらすじ
国の豊かさ、抱えている強者どもの数、そして王様自身がいかに勇者のごとく強いか、それらを総合的にランキングしたもの、それが“王様ランキング”である。主人公のボッジは、王様ランキング7位のボッス王が統治する王国の第一王子として生まれた。ところがボッジは、生まれつき耳が聞こえず、まともに剣すら振れぬほど非力であり、家臣はもちろん民衆からも「とても王の器ではない」と蔑まれていた。そんなボッジにできた初めての友達、カゲ。カゲとの出会い、そして小さな勇気によって、ボッジの人生は大きく動きだす―――― 。
出展元:https://music-book.jp/video/title/300H07
感想
正直イラスト見た時は不覚にもあんま面白くなさそうって思ってたんですよ。
でもね。読んでみるとマジで驚いた。
1話目から切な過ぎて超泣ける。
箱ティッシュが無くなるっていうと大げさだけど、ポケットティッシュぐらいなら軽く全部使いきっちゃうぐらい泣けます。
主人公のボッジはめっちゃいい奴だし、かげくんは仲間思いでとにかく人情深い奴だし。
人を見た目で判断してはいけない&人には常に優しく謙虚でありなさい
ってことを義務教育よりも分かりやすく教えてくれる作品です。
初めて見る方が注目すべきはこんな所かな。
- 逆境に立ち向かうボッジの強さと勇気
- カゲの壮絶過ぎる過去と不遇な運命の中でも滲み出る心の優しさ
- ボッジの父親・ボッスが隠している王国の謎
多分1度見たらハマり過ぎて一気見しちゃうと思います。
漫画も好きだけど、個人的にはアニメの方がより感情移入できて泣けるかなと感じました。
ちなみにアニメならU-NEXTやAmazonPrimeVideoを使えば初回登録から1か月間は無料で見れますよ。
第3位:彼女お借りします
結構前に流行ったけど、なかなか見れてなかった作品。
ちょうど2023年にアニメ3期が夏アニメ枠で放送されていたので、1期から一気見してそのまま続きが気になり過ぎて漫画の最新まで読み進めちゃいました。
あらすじ
ダメダメ大学生・木ノ下和也は、生まれて初めてできた彼女にたった1ヶ月でフラれてしまう。
出展元:彼女お借りしますアニメ公式サイト
ショックで枕を濡らす和也だったが、やけっぱちになり、スマホで偶然見つけた“ある方法”を使って女の子とデートをすることに。
「和也くん、だよね?」
──翌日、待ち合わせ場所に現れたのは、清楚可憐な美少女・水原千鶴だった。
感想
「レンタル彼女」を題材にした作品ってことで、主人公・水原千鶴はまあ安定にかわいい。
ストーリー自体はダメ男と超S級美少女とのやり取りがメインで、見てるだけでも純粋に面白いです。
ヒロインの千鶴はツンデレ系彼女かなと思ってたんですが、割と素直でしっかり者。
男が思い描く理想の彼女像を絵に描いたような美人女性です。
一方の和也は、ネットやSNS上でも呟かれてる通り、かなりのクズっぷり。
やるとこはちゃんとやるんだけど、悪い部分が目立ちすぎていい所も全然かっこよく見えない。
でもそんな所が本作の魅力でもあるのかなとも感じます。
和也があまりにもクズな分、ヒロイン・千鶴の魅力が余計に引き立つって感じ。
主人公2人を中心に話したけど、他のキャラもなかなかキャラ強くて面白いです。
特に麻美ちゃんのメンヘラ&狂気じみた行動は女の見たくない裏側部分がこれでもかってぐらい描かれててゾクゾクしますよ。
第4位:カッコウの許嫁
ドキドキワクワク展開満載のラブコメディ。
『五等分の花嫁』が好きな人は確実にハマること間違いなしの作品です。
あらすじ
赤ちゃんの頃に取り違えられ、今は名門私立に通う高校 2年の海野凪。ある日、これから許嫁に会いにいくという超お嬢様女子高生・天野エリカと偶然出会い、彼氏のフリをしてくれと半ば強引に頼まれてしまう。だが、その時の二人は知る由もなかった。エリカは凪と取り違えられた子どもで、凪はエリカの許嫁相手だということを……。「取り違え子」から始まる人生交錯ラブコメ開幕!
出展元;https://booklive.jp/product/index/title_id/754398/vol_no/013
感想
高校生になって初めて自分達が取り違え子だったことを知る凪とエリカの2人。
しかも、許嫁で将来結婚が決まってるっていうめちゃくちゃ重いテーマなはずなのに、そんなこと忘れてしまうぐらいコメディ要素モリモリでとにかく笑えます。
ハーレム展開は『五等分の花嫁』と似てる感じだけど、設定やストーリーは全く別物。
ただ相変わらず主人公は冴えない感じなのにモッテモテで羨ましいな~って感じ。
個人的にはエリカのキャラが凄くいいと思う。
時折飛び出すコスプレとか自然に抜けてる感じとかあざとさを微塵も感じさせない女の子。
シンプルにかわいいなあと感じました(気持ち悪いは禁止)。
男<女のハーレム展開好きで時折クスっと笑える漫画を探しているならぜひ読んでみてください。
第5位:幼稚園WARS
殺し屋×幼稚園という斬新過ぎる設定が目を惹き思わず読んでしまった作品。
今後アニメ化もあるのかなと密かに期待してます。
あらすじ
さぁお遊戯の時間です 囚人番号999、元・伝説の殺し屋のリタ。彼女が今働いているのは、何と世界の重鎮達の子供が通う幼稚園! その仕事は、日々差し向けられる刺客の魔の手から園児を守ること。圧倒的な力で敵を撃退するリタだが、実はイケメンに弱いという弱点があって…!? “世界一安全な幼稚園”で繰り広げられるバイオレンス×ラブコメディ、開幕!!
出展元:https://ebookjapan.yahoo.co.jp/books/750660/A003908750/
元殺し屋が働く場所を幼稚園に変えて、園児を守ってるっていう斬新な設定が魅力の漫画。
「元伝説の殺し屋が働いてる幼稚園」ってだけでもかなりパワーワードだと思うんだけど、味方に付ければこれ以上頼もしいものはないって感じで、とにかくリタが強すぎる。
世界一安全な幼稚園って言われてるのも見ればかなり納得すると思います。
幼稚園が舞台ということもあって無邪気なちびっ子も結構登場するんだけど、まあかわいい。
癒し要素の中に時折、目が点になるようなリタの戦闘シーンが入って割と見ごたえあるコメディ漫画です。
『スパイファミリー』が好きなら割とハマると思いますよ。
第6位:ヴィンランドサガ
本当の戦士とは何かを追い求める11世紀ヨーロッパの戦士達の激動を描いた漫画・『ヴィンランドサガ』。
壮大で熱すぎる戦闘シーンだけでなく、11世紀当時の政治的背景や世界観なども考えさせられる部分が多く、純粋に面白いです。
ただ、好みはハッキリ分かれる作品かなという感じ。
若干『進撃の巨人』と似てる部分もあるので、進撃にハマった人は読んでみるとハマるかも。
あらすじ
千年期の終わり頃、あらゆる地に現れ暴虐の限りを尽くした最強の民族、ヴァイキング。そのなかにあってなお、最強と謳われた伝説の戦士が息子をひとり授かった。トルフィンと名づけられた彼は、幼くして戦場を生き場所とし、血煙の彼方に幻の大陸“ヴィンランド”を目指す!!『プラネテス』の幸村誠が描く最強民族(ヴァイキング)叙事詩、堂々登場!
出展元:https://ebookjapan.yahoo.co.jp/books/107593/A000014956/
感想
ヴァイキング全盛期だった中世ヨーロッパを描いた物語。
父親の仇を討つために必死に藻掻く主人公・トルフィンの姿から、最初「復讐」をテーマにした作品かなと思ってたのですが、復讐はあくまで通過点でしかなく。
復讐に囚われた人間が、「復讐」という生きる目的を失くしてしまった時、どうなってしまうのか、さらにはどうやって乗り越えていくのかなど。
人間誰もが抱くであろう
絶望・憎悪・嘆き・落胆
など心に纏わりつく負の感情を成長とともに乗り越えるトルフィンの姿には思わず感動を覚えます。
- 最強の戦士だった父親が見ていた世界とは一体何だったのか
- 復讐に囚われるトルフィンに対してアシェラッドが伝えたかったことは何だったのか
- 戦い続ける戦士に待ち受ける未来とは一体どんなものなのか
この辺に注目して読んでみるとより一層楽しめると思います。
戦闘シーンもなかなかド派手で、凄く迫力がありますよ。
第7位:きのう何食べた?
ゲイカップルの日常と料理を掛け合わせた飯テロ漫画です。
「カップル」と一括りに言っても、それぞれ色んな形があるけど、大切な人を思う気持ちは変わらない。
そんなことを考えさせられつつ、登場人物達の温かい日常や一手間も二手間もかけられた美味しい料理の描写に癒される作品です。
あらすじ
2DK男2人暮らし 食費は月3万6000円也(昼食費別)。これは、筧史朗(弁護士)と矢吹賢二(美容師)の「食生活」をめぐる物語です。今回のメニューは…ほうれん草のポタージュ、鯛めし、焼きシュウマイ、鶏そぼろひじき煮、チーズタッカルビ、プリンアラモード、ロールキャベツ、かぼちゃコロッケなど。
出展元:https://ebookjapan.yahoo.co.jp/books/320812/
感想
形はどうであれ、大切な人、一生傍にいたい人がいるって幸せだな~と改めて感じさせてくれる。
というと、恋愛系漫画が好きじゃない方は敬遠するかもしれないけど、読んでみると全くそんなことはない。
コテコテの恋愛漫画とは全く異なるメッセージ性があるし、幸せの魅せ方も違う。
ある意味作者である吉永ふみ先生の凄さではないかなと感じました。
今でこそ受け入れられつつある同性愛だけど、当の本人達はいったいどんな気持ちで恋愛を楽しんでいるのかリアルに描かれていて興味深い所もあります。
例え形は違ったとしても大切な人と過ごしたい日常はかけがえのない物で、そこに一手間加えた彩ある料理が加わるととても綺麗で素敵なものになる。
当たり前だけど意外と気づかない目の前の幸せを教えてくれた心温まる作品です。
第8位:血の轍
毒親(毒母)をテーマに扱った背筋がゾッとする程ドロドロしていて、だけどなぜか引き込まれる。
そんな作品です。
親と過ごしてきた20年間、「ちょっと過保護過ぎじゃない?」と思った経験がある方は読んでみると共感要素が多くてハマるかも。
あらすじ
「惡の華」「ハピネス」「ぼくは麻理のなか」「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」など、傑作を次々と世に送り出してきた鬼才・押見修造氏が、ついに辿り着いたテーマ「毒親」! 母・静子からたっぷりの愛情を注がれ、平穏な日常を送る中学二年生の長部静一。しかし、ある夏の日、その穏やかな家庭は激変する。母・静子によって。狂瀾の奈落へと! 読む者の目を釘付けにせずにはおけない、渾身の最新作!!
出展元:https://ebookjapan.yahoo.co.jp/books/421755/
感想
毒親とはいったい何なのか。小さい頃の「お母さん大好き」という気持ちに縛られたまま大人になる怖さをしみじみ感じられる作品でした。
魅力はなんといっても母親である静子の狂気っぷり。
普段は美しくて素敵な母親なのに、息子のこととなると変貌し手を付けられなくなる姿を見ると思わず背筋が凍ります。
一応ジャンルはサスペンスらしいですが、普通にホラーです。
彼女の深淵を覗けば除くほど、ゾクゾクして息が詰まりそうになるんだけど、続きが気になってしょうがない。
セリフは少なめですが、圧倒的な画力で押し切ってくるスタイルも好きだなと感じました。
男の子って思春期になると母親を突き放すようになるけど、あれって案外正常な反応なのかもしれませんね。
第9位:アオアシ
筆者はなかなかスポーツ漫画を見ないのですが、『アオアシ』はなぜか見入ってしまいました。
サッカー漫画なんですが、サッカーのルールを知らなくても全然楽しめます。
あらすじ
愛媛に暮らす中学三年生・青井葦人(あおいアシト)。粗削りながら、強烈なサッカーの才能を秘めているアシトだったが、まっすぐすぎる性格が災いして、大きな挫折を経験することに――― そんなアシトの前に、東京にある強豪Jクラブ「東京シティ・エスペリオン」のユースチーム監督・福田達也(ふくだたつや)が現れる。アシトの無限の可能性を見抜いた福田は、東京で開催される自チームのセレクションを受けるよう勧めて!? 将来、日本のサッカーに革命を起こすことになる少年の運命は、ここから急速に回り始める!!
出展元;https://ebookjapan.yahoo.co.jp/books/316863/A001537517/
感想
まず本作で珍しい特徴の1つが主人公・アシトはポジションがサイドバックであること。
サッカー漫画の有名主人公はほとんどがキーパーとかフォワードなど目立つポジションにいることが多いですよね。
しかし、アシトは、サイドバックというスタジアム場では目立ちにくいポジションの選手なんです。
ただアシトがサイドバックになるのにはちょっと悲しい現実があって。
それを乗り越えるべく、新たな才能を開花させ、ミラクルを起し続ける姿がとにかく胸熱なんです。
一度挫折を味わった主人公がチート化するって展開はコテコテだけど、アオアシの場合チート化するってよりは元々あった才能を活かしてチーム全体を動かす要になっていくって所が面白いんですよね。
筆者も学生時代スポーツをしてた頃はそんなに目立つポジションじゃなかったので、アシトの立ち回りには余計に勇気を貰えるというか、シンプルに見入っちゃうんです。
スポーツ漫画で面白い作品を探しているなら、ぜひ読んでみてください。
漫画をお得に楽しむなら電子書籍がおすすめ
「読んでみたい漫画は見つけたけど、全巻揃えるにはお金がちょっとなぁ」
と感じる方は電子書籍で読むのもおすすめです。
電子書籍であれば、初回特典や定期的に開催されるキャンペーンで配布されるクーポンを使ってグッと料金を抑えられます。
以下3サービスなら登録と同時にクーポンが貰えるので、今すぐ漫画を楽しめますよ。
ついつい費用が掛かりガチな漫画も電子書籍で読めば安く読めるので安心です。
賢く活用し、漫画ライフを充実させてみてください。
コメント