ペットボトルに熱湯を入れるとへこむ理由とは?へこんだ後は飲める?

ペットボトルに熱湯を入れるとへこむ理由とは?へこんだ後は飲める?
ちぇるくん

うわー白湯飲みたいけど、コップないや。ペットボトルに入れたろ。

へこんでしまった!!!

こんな現象に遭遇したのではないでしょうか。

実は、私もついこの前、ペットボトルに熱湯を入れたらへこんでしまったのであります。

ちぇるくん

コンビニとかにはペットボトルに温かいドリンクが入ってるやつもあるじゃん。

と思っていたのですが、どうもペットボトルによってお湯OKのものとNGのものがあるみたいなんです。

というわけで、本記事ではお湯を入れるとペットボトルがへこむ理由について交えながら、ペットボトルにお湯を入れる際の注意点について詳しく解説します。

目次

ペットボトルにお湯を入れるとへこむ理由とは?

ペットボトルの素材がプラスチックというのは知ってますよね。

実は、プラスチックって温度が高くなると柔らかくなる性質があります。

さらにお湯を入れたことでペットボトル内の気体と液体の密度が変化するんです。

蓋を閉めて中を密閉するとペットボトル内には、外から気体が入ってこなくなりますよね。

さらに時間が経つと、お湯から出ていた湯気(気体)が液体に変化します。

その結果、外の空気とペットボトル内の気圧に差が生じ、ペットボトルは外からの圧力に耐えられなくなって縮むのです。

まとめると以下の通りとなります。

ペットボトルがへこむ原理

  • お湯が入ることでペットボトル内の空気が湯気(水蒸気)によって追い出される
  • 蓋を締めると空気が入ってこなくなる
  • 時間が経つにつれて水蒸気が液体上に状態変化する→ペットボトル内の気圧が下がる
  • 外からの気圧に耐えられなくなりへこむ

へこむということはプラスチックが溶けるわけではない?

ペットボトルにお湯を入れるとプラスチックから有害物質が溶け出すのではないかと心配な方もいるでしょう。

これに関して調べてみると、「おーいお茶」で有名な伊藤園さんが答えを明示されていました。

ペットボトルに有害な物質は含んでいませんので、温めても発生することはありません。

引用元:https://www.itoen.jp/customer/faq/38973/

そもそも商品として販売されているペットボトル自体に有害な物質は含まれていないのです。

たしかに考えてみればそうですよね。

有害物質を含んだ容器の中に飲み物が入っていると考えるとちょっとゾッとしますが、含んでいないとのことなので安心できます。

お湯を入れてもへこまないペットボトルがある?

見た目の形状だけでは全く違いがなさそうなペットボトルですが、一部お湯を入れてもへこまないタイプもあります。

  • オレンジキャップのペットボトル
  • 表面に凹凸が付いている

オレンジキャップのペットボトル飲料は冬になるとコンビニ等のあったかいドリンクコーナーで確認できます。

凹凸に関しては実際に写真で比較してみると分かりやすいです。

オレンジキャップの方には、ボトル表面がへこんだ形状になっています。

オレンジキャップのペットボトルの耐熱温度は何度?

オレンジキャップペットボトルの耐熱温度は85度程度とされています。

ちぇるくん

85度ってことは沸騰したばかりのお湯だとダメだね。

そのため、沸騰させてから入れる場合はしばらく冷まして80度程度になってから入れると安心して使えます。

オレンジキャップペットボトルは湯たんぽとしても使える

耐熱機能のあるペットボトルなら冬場は湯たんぽ代わりに使うこともできます。

お湯を入れたペットボトルをタオルで包んであげるだけで完成です。

ちょうどよいサイズのタオルがない場合は、ルームソックスで代用することもできます。

ただ、わざわざ買うのも面倒なので、もう使わない靴下で代用するのもおすすめです。

ペットを飼っている方は、ペット用のあったかグッズとして代用するのもいいですね。

耐熱以外のペットボトルにお湯を入れるのはNG

耐熱以外のペットボトルにお湯を入れるのはNGです。

基本的に耐熱でないペットボトルは50℃程度のお湯でへこんでしまいます。

有害物質を含んでいないとはいえ、へこんだペットボトルでお湯を飲もうとするのは辞めた方がいいでしょう。

へこむだけでなくペットボトル内に小さな穴が空いて中のお湯が噴き出し火傷するリスクもあります。

そのため、お湯を入れて使いたい場合は、事前に耐熱かどうか確認してから入れるようにしましょう。

ペットボトルがへこむと小さくなるからゴミ捨てには便利?

お湯を入れてペットボトルがへこむということは見方を変えると小さくなってゴミ捨ての際に沢山入るというメリットもあります。

しかし、ペットボトルをわざとへこませて捨てるのはありなのでしょうか。

これに関して調べてみた所、住んでいる自治体によりけりという結果でした。

必ず潰してから捨てるよう呼びかける所もあれば、潰さないでと呼び掛けている所など様々。

ただ、基本的には何も明示せず、潰す潰さないに関してまでは啓発していない所がほとんどです。

ペットボトルを潰すメリット・デメリット

ペットボトルを潰して捨てるのには以下メリット・デメリットがあります。

メリットデメリット
ゴミ袋の使用量が減る
トラックで運ぶ回数が減る
回収して圧縮する際にトラブルを生じる恐れがある
ボトル選別機が誤認する恐れがある

なのでどちらが良いと一口に断定することはできません。

ゴミ袋を節約するために潰して捨てるか検討する場合は、住んでている自治体のホームページ等で確認してみるといいでしょう。

おわりに

本記事では、お湯を入れるとペットボトルがへこむ理由や耐熱ペットボトルの便利な使い方など詳しく解説しました。

ペットボトルがへこむ原理

  • お湯が入ることでペットボトル内の空気が湯気(水蒸気)によって追い出される
  • 蓋を締めると空気が入ってこなくなる
  • 時間が経つにつれて水蒸気が液体上に状態変化する→ペットボトル内の気圧が下がる
  • 外からの気圧に耐えられなくなりへこむ

基本的にへこんでしまうペットボトルにお湯を入れるのはNGです。

お湯を入れても大丈夫なのはオレンジキャップのボトルか凹凸が付いたボトルだけです。

凹凸タイプのボトルは湯たんぽとして代用もできるので、この冬節約したい方はぜひ使ってみてください。

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