- 忙しくて電話に出れなかった
- 着信に気付かず電話に出れなかった。
そんな時に便利なサービスとして携帯電話会社が展開している「留守番電話」。
この留守番電話ですが、知らない番号からかかってくるとかなり不安になりますよね。
- 未払いがあるのではないか
- 仕事関係で職場の人から連絡があったのではないか
など心辺りが多いほど不安になるはずです。
ただ、結論からいうと知らない番号からの留守電は再生してもかけ直すかどうかは慎重に判断した方がいいでしょう。
本記事ではその理由について詳しく解説していきます。
留守番電話をが入っていた時にまずやるべきことは1つ。
まず、留守番電話が入っているのを見たら「電話番号」を検索しましょう。
Google検索等でかかってきた番号を打ち込むと、発信元が確認できることがあります。
そこでヒットした結果次第で、心当たりがあれば再生して内容を聞きましょう。
検索しても分からなかった場合はどうする?
企業や行政からかかってきた電話であれば、発信元が確認できることがほとんどです。
しかし、個人の携帯からかかってきた場合は分からないこともあります。
例えばですが、営業マンが携帯を使って電話している場合は、ネットに登録されていないことが多く分からないことがほとんどです。
その場合も一旦再生し、発信元に心当たりがあればかけ直すといいと思います。
留守番電話を再生する場合に注意すべきこと3つ。
次は留守番電話を再生する場合に注意すべきことを解説します。
再生する際は以下3つに注意してください。
- 発信元は会社や名前などはっきり名乗っているか
- 掛かってくる理由について心辺りがあるか
- 詐欺や架空請求の可能性はないか
①、②が当てはまる場合でも、必ず③の可能性がないかだけは慎重に判断しましょう。
なぜなら最近の詐欺手口は非常に巧妙で見分けるのが難しいからです。
それぞれ解説していきます。
発信元は会社や名前などはっきり名乗っているか
まず確認すべきは、発信元が会社や名前などはっきり名乗っているかどうかです。
自分の団体名や名前は一切明かさず要件だけ伝えてくることもあります。
その場合、料金の未払いやクレジットカードが不正利用されているなど、わざとあなたの不安を煽るようなことを伝えて、すぐにかけ直すよう仕向けていることも多いです。
そのため、まずは相手がどこの何者だと名乗っているか確認しましょう。
ただ、身元や名前を名乗っているからと言って安心できるわけでもありません。
なぜなら、会社名や団体名を偽って伝えてくるケースも増えているからです。
仮に発信元の名前が分かっても、安易に信じてはいけません。
掛かってくる理由について心辺りがあるか
掛かってくる理由について心辺りがあるかどうか確認しましょう。
例えば、未払いに関する内容だった場合、そのサービスの公式サイトやお客様相談サービスに問い合わせてみてください。
今すぐ問い合わせできない場合は、一度そのサービスの未払いに関する情報がどのような番号、もしくはアドレスからかかってくるのか確認するのも効果的です。
悪質な電話であれば、公式サイトで明示されている番号と実際に掛かってきた番号が違うため、それで詐欺かどうか判断することもできます。
とにかくすぐにはかけ直さずに一度公式から発信されている情報を確認&連絡、不安な場合は最寄りの警察署へ相談しましょう。
詐欺や架空請求の可能性はないか
どんな内容だったとしても知らない番号であれば、安易に信用し過ぎないことが大切です。
最近増えている手口として
- 息子が病院に運ばれた
- 手術費用が必要だから今すぐ振り込んで
など緊急性が高くて不安を煽る内容を詐欺のネタにしている事例もあります。
ですので、どんなに身近なことでも一度疑う心を持つことが大切です。
直近のニュースでは、AI音声やフェイク動画を使った詐欺手口が増えているとの報道もされていました。
AIに音声を学習させて、詐欺の手口に使うという非常に悪質で真偽の判断が難しい手口です。
なんでも疑うのは正直気持ちの良い事ではないですが、騙されれば自分だけでなく周囲の人にまで迷惑をかける恐れがあります。
留守番電話の再生が騙されるきっかけになる可能性もあるので、くれぐれもご注意ください。
明らかな間違い電話だと分かっても折り返すかどうかは慎重に
もしかしたら留守番電話を再生してみて、明らかな留守番電話だと分かることもあるでしょう。
ただその場合も、極力折り返さない方がいいと思います。
優しい人なら、親切心で「間違ってますよ」と折り返したくなるかもしれませんが、発信側はあなたに折り返させることを狙っているかもしれないのです。
親切心で折り返した場合に待ち受けているリスク
親切心で折り返した場合に待ち受けているリスクは数えきれないほどあります。
- カモリストとしてマークされる
- 電話料金を取られる可能性がある
- 個人情報が流出される可能性がある
上記通り、詐欺や犯罪に巻き込まれる可能性も秘めているのです。
特に注意したいのは、カモリストとしてマークされてしまう可能性があることでしょう。
あなたの番号が詐欺グループの間で共有され、今後同じような電話が何度もかかってくるようになるかもしれません。
そもそも使われている番号かどうか確認していることも
詐欺グループが間違い電話を装って、使われている番号かどうか確認していることもあります。
いくつか番号を適当に入力して留守電を入れ、折り返した番号の人を詐欺のターゲットにしようとしているということです。
弱みだけでなく親切心に漬け込む行為も詐欺ではよくある手口なので、注意しましょう。
子供のスマホに入った留守番電話にもご用心
留守番電話の再生に隠れた危険性は携帯を持っているなら誰しも当てはまることです。
特にスマホを持ち始めたばかりの子供には危険性についてしっかり話しておいた方がいいでしょう。
- 知らない番号からの留守電は出ない
- 知らない番号から留守電があったら親に報告させる
など親子間でルールを作っておけば犯罪に巻き込まれるリスクを軽減できます。
高齢者も狙われやすいので注意
子供よりも狙われやすいといわれているのが、高齢者です。
高齢になれば認知力の低下により、正常な判断が難しくなるため、何事もすぐに信じ込みやすくなってしまいます。
こんな話に引っかかるわけない
と自分は思っていても、高齢を迎える親は騙されてしまうかもしれません。
最悪な事態にならないよう、親にも今回解説したような手口があることを伝えておくと対策にはなるかもしれませんね。
おわりに
本記事では、留守番電話の再生が危険になり得る理由と知っておくべき予備知識について詳しく解説しました。
近年、詐欺の手口は非常に巧妙化しており、留守番電話も詐欺の手口として使われることがあります。
仮に知らない番号から留守電が入っていた場合はすぐに再生するのではなく、まず発信元の番号を検索して確認しましょう。
再生する場合にも、内容を信じ込み過ぎず、公式サイトや公的機関からの正確な情報を頼りに冷静に確認することが大切です。
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