メルカリで商品を探しているとたまにこんなコメントを見ることがあります。
「コメント失礼します。コチラは本物でしょうか?」
正直話、こんな質問した所で何の意味もありません。
なぜなら相手が本当の事を言っているかどうかなんて購入して届くまで分からないからです。
そもそも商品画像を見て本物か偽物か見分けられないのであれば安易に手を出さない方がいいと思います。
メルカリのような個人間取引プラットフォームでハイブランド品を売買するのは難しいです。
仮に相手が「本物」と書いていても実際は買ってみて鑑定してみなければ分かりません。
相手が個人である以上安心して購入するには限界があります。
絶対に失敗したくない場合はブランドの正規店で購入する、もしくはバイセルメルカリShops店のような実績豊富で信頼できる企業から購入することをおすすめします。
メルカリで本物ですか?と質問しても無意味な理由
まず大前提として知っておきたいのが、メルカリ上では「偽物や正規品と確証のないもの」を出品する行為が禁止されているということです。
メルカリでは、ブランド品の偽物や正規品と確証がない商品の出品を禁止しています。
ブランド品の偽物を販売、譲渡する行為は商標法、意匠法、著作権法などの法律で禁止される違法行為であり、懲役10年以下、罰金1000万円以下の刑罰が科される可能性があります。
偽物の出品は絶対におやめください。正規品かどうか不確かな場合も出品をご遠慮ください。
「パロディ」「偽物」などと明記したとしても法律で禁止されていますので、絶対に出品しないでください。
事務局が禁止出品物に該当すると合理的な理由に基づき判断した場合は、取引キャンセル・商品削除・利用制限などの措置を取る場合があります。
引用:https://help.jp.mercari.com/guide/articles/260/
規約上は偽物の出品が厳しく取り締まられているため昔に比べれば安心感は上がったと思います。
しかし、正直な所全て取り締まるのは厳しいのではないかという印象です。
例えば、写真は他の出品者のものを使い回していて実際に送られてくるものは偽物という可能性も決してありえないことではないですよね。
その話は一旦置いて、本題のなぜ「本物ですか?」と聞いても意味がないのかに戻ります。
規約を守らない人が正直に答えるわけがない
メルカリでは規約上偽物の禁止されているのは大前提として実際の所怪しげな商品はちらほらあります。
つまり規約を守らない人に「本物ですか?」と尋ねた所で正しい答えが返ってくるわけがないのです。
もちろん偽物だった場合はメルカリ事務局の方が相応の対応をしてくれるかもしれません。
しかし、全額保証されるとは限りませんし、状況によっては泣き寝入りせざるを得ない可能性もあります。
偽物だと分かった後の対応や出品者、事務局とのやり取りの手間がかかるリスクを考えると割に合わないのではないでしょうか。
まともな出品者もうんざりする
「本物ですか?」と聞かない方がいい理由の2つ目が、まともな出品者もうんざりしてしまうということです。
規約を守って利用している方は恐らく商品情報も詳細に書き込まれているはずでしょうし、写真も鮮明に撮影されています。
本物を見分ける上で重要な
- シリアルナンバー
- 保証書(ギャランティカード)
などは恐らく確認できるはずです。
それだけ神経使って出品しているような人が「本物ですか?」なんて尋ねられたらどう思うでしょうか。
恐らく怒らせてしまって無視orブロックされてしまう可能性が高いと思います。
なのでまずは商品情報・商品写真・過去の評価・プロフィールなど全てにじっくり目を通すことが大切です。
それでも不明な点があればコメント欄で質問するようにしましょう。
出品者情報で信用してはいけない情報もある?
一例として商品情報にこんな記載をしている場合は信用しない方がいいと思います。
- ○○で買いました
- 某中古品サイトで購入しました(鑑定済み)
- 知人から譲り受けたものですが、当方ブランドに疎く詳しくありません
- 友人の代理で出品しています
買った場所に関しては購入時のレシートが残っていない限り確証は得られません。
鑑定済みという言葉も実際はどうなのか出品者ですら理解していない可能性があります(理由は記事後半で詳しく解説しています)。
③に関しては思いっきり規約違反です。
上記の言葉が見られる場合は警戒し、購入は控えた方がいいと思います。
本物か偽物か自分で見分けられないならフリマサイトで買うのは難しい。
自分で本物か偽物か見分けられないならメルカリ含め、フリマサイトやオークション上で買うのは難しいです。
たしかに安く買えるかもしれないのは魅力的ですが、失敗した場合のリスクがあまりにも大きすぎます。
仮に相手が本物だと言っても実際の所、出品者ですら正しく理解していない可能性もあります。
正直このパターンが1番怖いです。
最近は副業の1つとして物販も人気を集めていますが、実態は単なる転売屋です。
あるフリマサイトで購入したものを別のフリマサイトで売ってその差額分設けるようなやり方で稼ごうとしている輩も少なくありません。
なので最近は下記のような事態も非常に起こりやすいのではないかと思います。
つまり上記画像のように出品者も本物だと思っていた(騙された被害者)けれど、実は偽物だったということも十分に起こり得てしまうんです。
それでも買いたいなら販売元をよく確認すること
それでも購入したい場合は販売元をしっかり確認することです。
例えばメルカリの場合だと「バイセルメルカリShops店」、ラクマであれば「ラクマ公式ショップ(バイセルやギャラリーレア)など大手買取業者が運営しているアカウントもあります。
そのようなアカウントからの購入であれば、プロの鑑定士による鑑定を受けているため、安心して購入することができます。
メルカリやラクマで発行されているクーポンも使えるので、少しだけお得に購入することも可能です。
ちなみにバイセルは楽天市場店としても出品しているので、クーポンを使って買いたい方はそちらを利用してみるのもおすすめです。
自分で本物か偽物か見分けきれない方は実績豊富な鑑定士を有する買取業者が運営しているアカウントから購入するようにしておきましょう。
楽天ラクマを始める時に招待コードを入力すればポイント貰えます。
招待コード:TT1gN
【体験談】ハイブランド品の個人間取引は売るのも買うのも素人には難しい。
実際私もハイブランド品の取引をメルカリ上で試みたことがありますが、途中で諦めました。
アイテム自体は正規店で購入したハイブランド品ですが、ギャランティや購入時のレシートなど残っていなかったからです。
ギャランティがなければユーザーから信頼を得るのも難しいですし、絶対に本物だと確証できる証拠に欠けます。
何より1番面倒だなと思ったのが買う側もブランド品に詳しい人ばかりではないということです。
メルカリやラクマは不特定多数のユーザーが自由に取引できるプラットフォームなのでブランド品の購入が初めてという素人も多いです。
最近は転売ヤーのような民度の低い客も増えたので余計厄介になりました。
万が一売れて発送した後に購入者から
思ってたのと違った。こんなの偽物だ!!!
と喚きたてられても私には本物であること証明する術がありません。
要は、専門性や資格のない素人ではブランド品の個人間取引自体が難しいしハイリスクなのです。
ブランド品を安心して売るならどうしたらいい?
だからと言って価値あるブランド品を売らずに捨てるのは少しもったいないですよね。
正規店で購入したけど正規品だと証明する術がないアイテムを手放したい場合はプロの鑑定士が在籍している買取業者で買い取って貰うのがおすすめです。
買取業者であればフリマサイトやオークションなどと比べると取引の安心感が高く、出品や発送などの手間もかかりません。
バイセルのような業界大手で買取実績豊富な業者に依頼すれば安心して買い取って貰えますよ。
フリマサイトで売りやすいブランドもある?
フリマサイトで売るか買取業者で売るかの判断基準で個人的に考えているのは「偽物が出回っているブランドかどうか」です。
例えば「ブランド名+○○」とGoogle検索して、
- ○○の偽物と本物の見分け方とは?
- ○○はスーパーコピーもあるって本当?
- 本物とはここが違う!○○の偽物を見分けるポイント
こんな感じのタイトルの記事がズラリと並ぶようなブランドであれば基本的にフリマサイトやオークションでの売買は避けます。
買うにも売るにもリスクが伴うからです。逆に偽物が出回っていないブランドもあります。
ハイブランド品ならほとんどは偽物が出回っていますが、中堅ブランドであれば偽物が出回っていないことも多いです。
そんなブランドであれば、フリマサイトやオークションでも安心して売りやすいのかなと思います。
まとめ
今回はメルカリで本物ですかと聞いても意味がない理由について解説しました。
- メルカリでは偽物や正規品と確証の無いアイテムの出品が禁止されている
- それでも偽物被害は無くなっておらず騙されるリスクはある
- 規約を破って出品する人に質問しても正しい答えが得られるわけがない
- 購入するならバイセルメルカリShops店など大手買取業者が運営するアカウントから買うのが安全
フリマサイトのような個人間取引のプラットフォームでハイブランド品を買うのは難しいです。
どうしても購入したいのであればバイセルメルカリShops店など大手買取業者が運営元の信頼できるアカウントから購入するようにしましょう。
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